ギラン・バレー症候群は、治りますか?

ギラン・バレー症候群による一年の闘病生活を終えて...。

仕事と向き合う

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一昨年、ギラン・バレー症候群に倒れてから今日で 651日。

 

両手両足に後遺症が残った為、今もまともな生活を送れず
仕方なく、自宅療養の毎日を送っている。

 

障害者手帳の交付、障害年金の受給をたよりに
しっかりと、障害者としての生活を送ってしまっている......。

 

そんな日々を送る最中、今日は嬉しい気持ちになった。

 

それは、ギラン・バレー症候群に倒れ、入院する前まで
お付き合いのあった、取引先からオファーを頂いていた仕事と
思い切って向き合ってみた。

 

自分の仕事は、パソコンを道具とする仕事。

 

まだまだ、上肢(腕、指)の回復も遅れていて、
キーボードのタイピングも、健常の頃よりは、あきらかに不自由。


ミスも多くて、思わず自分で笑ってしまうほど情けない。

 

「こんな身体じゃ、ろくな仕事も出来ない...。 かえって迷惑がかかる...」と思い
頂いていた仕事の内容に、なかなか目を通す事も出来ず、
ここ10日ほど、何もせずに、ずっと逃げていた。

 

「まともな身体に戻るまでは、仕事はヤメておこう.....」などと、勝手な言い訳や
仕事に対する自分のプライドもそれを邪魔をしていた。

 

でも、今日は思い切って病気に倒れる前まで、
何十年間も続けていた仕事と向き合ってみた。

 

もともと、自分が選んだ道(仕事)だったから、健常な頃も
一度も仕事がイヤだと思った事はなかった。

むしろ、仕事が楽しかった思い出しかなかった。

しかし、以前(健常)のような仕事が出来るだろうか.....。

 

不自由な手指で、パソコンのキーボードをゆっくりゆっくり
カチャ、カチャ、と打つ。

 

どんどん、気持ちが楽しくなっていく。

 

楽しくなるにつれて、なぜか涙が出てくる。

 

 

その涙で、パソコンの画面の文字がグシャグシャになってしまう。

 

・こんな身体の自分に、仕事を下さった方への感謝の気持ち。
・改めて、自分の身体の不自由さを痛感した悔しい気持ち。
・『働ける』って事が、普通の人間に戻りつつある事の嬉しさ。

 


 

明日から、朝起きるのが楽しみになるような気がした。

 

やっぱり働くってイイなぁ。